tl;dr

• 送り状を書くときは禁制品についてよく確認したほうがいい
• 品名は具体的に書いたほうがいい
• ちょっと値が張ってもEMSを使ったほうがいい
• 中国に送らなくても済む手段がないか粘ってみた方がいい

経緯

クラウドファンディングで出資したデバイスに付属してた無線ドングル¹の外装に目立つ傷があったのでちょっとしょげていたら、先方から外装交換の申し入れがあったので中国に送り返すことになった。

発送

• こちらに非があるわけでもなく
• そんなに急ぎでもなかった

ので EMS（国際スピード郵便） を使うのもアホらしい気がして、

• EMSの半額くらいで送れて
• 書留扱いなので追跡がある

国際eパケット を使用することにした。手元にプリンターがあればPCからの入力だけで送り状ラベルが作れて楽。

品名はドングルについてどう書くか悩んだ（郵便局で「ドングルって何ですか？」って聞かれるの面倒じゃないですか？）ので、「無線通信機器」くらいのつもりで Radio communication equipment と書いておいた。

2/25

県内の大きめの郵便局に持ち込んで発送完了。 空港近いしと思ったけど国際交換局じゃないから何も関係なかった気がする。 結局郵便局ではパソコンで使う無線のアンテナですみたいなことを適当に言った気がする。相手方にも発送の連絡をした。

3/4

中国に入ったっぽい。1週間なのでだいたい予定通り？

3/5-4/5

ロックダウンの対象地域だった気もするので気長に待つつもりだったが、税関からの音沙汰がなさすぎて途方に暮れる。国際郵便の調査請求 をかけようと思いつつ、忙しくて出した郵便局まで行けず。

4/5

ちょうど1ヶ月経ってもう一回「通関手続中」が出る。そんなことあるんだ。

4/11

輸入取止め になる。どういうこと？と思いながら慌ててググった感じ、送り返されたり送り返されなかったりすることがわかった。 いかがでしたか？

もしやと思い、禁制品情報を調べ直すと

• ラジオ送受信機等
  • 条件付許容物品
  • ラジオ送信機受信機と通信の秘密を確実にする設備

の記載が見つかる。

ここで品名を思い出してみましょう。 Radio communication equipment ですね。

これ勘違いされたな？？？？

そしてここから日本郵便側の追跡が途絶える。17Trackに番号突っ込んだらChina Post側の追跡拾ってるのか中国語でのみステータスが更新されているという状況に。

4/18

中国側の追跡でのみ 運送業者に引き渡し になる。それはどっちの意味？

5/16

ほぼ1ヶ月音沙汰がなく、捨てられたかと諦めかけていた頃に中国側の追跡で 目的地に到着 が出てくる。目的地ってどっち？

5/17

ようやく日本郵便側の追跡が更新され、川崎東郵便局に着いたこと、差出人に返送 されることが判明する。

5/20

無事に返ってきた。3ヶ月ぶりの再会。中身が無事でよかった。何も直ってないけどな！

今まで何してたんだ？

あとがき

結局税関の通関手続きで1ヶ月、輸入差し止めの決定から返送が動き始めるまで1ヶ月、ご時世とはいえひたすら待たされる結果となりました。

返送される場合、EMSだと返送料はかからないが国際eパケットだとかかるっぽい。ケチらずEMSを使えってことか。

また返送料金等は、海外の郵便事業体から請求される金額となり、日本から差し出す際にかかる料金より高くなることもありますので、ご了承願います。

との記載に怯えていたが、受け取り時に返送料金を請求されることはなかった。よかったですね。

ちなみにこういう記載もあって

なお、返還された書留、保険付又は小包郵便物に返還された理由が記載されていない場合は、差出しの際にお支払いいただいた郵便料金をお返しいたします。

理由書き忘れててくれ～～～～ とかカスなことを言ってたんですが、中国郵政が言うには 保管期間経過 による返送だそうです。1ヶ月も放置してたのはそっちでは…？

ところで肝心の修理が1mmも進んでないので、そのへんはこれから先方と詰めます。

振り出しに戻りました。

付録: 履歴情報

(斜体括弧書き) は中国側の追跡情報にのみ掲載されていたもの。